大人になって英語の勉強を一から始めようという方は多いと思います。
さて、何から始めようか。

文法書や参考書などのテキストを買ってみようかな。
あとは単語帳と問題集を買おう。
学校ではそうやって勉強してたからね!

そうだねタヌキくん。
でもちょっと待って!
学校で英語を習った後、英語を話せるようになった?

・・・。
語学学習は、時間をかければ、いつかは身につくと思います。
でも多くの人が、中学校と高校の6年間、英語を学んだはずです。
その6年間で、私は英語を話せるようになりませんでした。
そんな方は多いのではないでしょうか。
もちろん文法や単語の勉強は必要です!
でも、絶対おすすめの、
一番最初にやるべき英語学習は・・・
発音です!
大人になって、私は一から英語学習を始めました。
当然のように、まずは参考書を買って。
しかし、これは遠回りでした。
遠回りをしながら、発音の勉強にたどり着いた時、ようやく気づきました。
発音、すごい大事!
最短で英語を習得するには、始めに発音学習だった!と。

まだ発音の勉強をしていない方がいれば、それは英語力が飛躍的に伸びるチャンスです!

発音の勉強はしたことなかった!やってみるぞ!
①発音の勉強量は少ない。本気を出せば1日で終わる
英語を話したい人が、一番始めに発音を学ぶべき理由は3つあります。
一つは、学ぶ量が少ない、という点です。
英語学習は大きく3つに分けることができます。
英語学習 🟰 発音 ➕ 文法 ➕ 単語
です。
例えば、単語学習には終わりがありません。
すべての日本語を知らないのと同じように、英単語にも終わりはありません。
英文法には終わりがあります。
ただ、発音学習よりはボリュームがあります。
途中で挫折する可能性があるでしょう。
その点、英語の発音学習は、本気を出せば一日で終わります!
終わらせたという事実は、達成感と自信につながります!

英語学習の先は長いですが、ここで一気にモチベーションが上がります!
②始めから正しい音で単語を学べる
例えば、アップルやホットドッグ。
このまま発音しても伝わらないでしょう。
英語には、英語独自の音とアクセント(強く読む音)があります。
アップルは、アのところにアクセントがあります。
AppleのAはまさにリンゴを丸齧りするような、大きな口をあけて発音する「ア」
leはルではなく、舌を上の前歯の後ろにつけた状態で発音する「ウ」のような音。
アッポゥ
無理やりカタカナにすると、こんな感じです。
「アップル」とは全然違いますよね!
ホットドッグは、ホにアクセントがあります。
hot dogのhoは口を縦に大きく開いて、「ほ」の音を出そうとすると近い音になります。
どちらかというと「ハ」の音に聞こえるかもしれません。
そしてhotのtの音は出さず、舌の先を上前歯のうしろにつけて止めて、そのままdogのdの音を出すことになります。(リダクションといいます。本来発音すべき音が、脱落または弱化することです。)
カタカナにしてみると、
ハッダッ
こんな感じです。
アップルとホットドッグを例に出しましたが、このようなカタカナ英語はたくさんあります。
そして、正しい発音を先に知っていたという人はあまりいないのではないでしょうか。
英語を学習する人は、これからたくさんの単語や、文章を読むことになります。
発音を間違えて覚えてしまった場合、あとから直すのは大変です!
始めに発音を学び、正しい発音を身につけることで、その先の英語学習を飛躍的に進めることができるのです。

自分の声を録音して聞いてみましょう。
何度も正しい音で発音することで、耳と口に馴染んで定着します。

ハッダッ!ハッダッ!
③リスニング力が向上する
あなたがもしカフェの店員さんだったとして、外国人のお客さんが来ました。
Could I have a ハッダッ?(ハッダッを一つください。)
ハッダッってなんだ?と多くの人はなると思います。
でも、この記事を読み進めてくれているあなたはもう知っています。

ホットドッグだ!
無事に商品を渡すことができましたね!
正しい音で覚えた単語や文章は、必ず聞き取れるようになります。
筆記試験は得意だけど、リスニングの点数が伸び悩んでいる・・・
そういえば、発音の勉強をちゃんとしたことがない・・・
そんな人はラッキーです!
発音の勉強をして自分が正しい音を発せられるようになれば、リスニング力はぐんと向上します!
発音を学ぶ為のおすすめ書籍
ここまで読んで、そうか、それなら発音の勉強をしてみようかな、と思っていただけたら幸いです。
気になる発音の勉強方法ですが、ずばり発音記号を覚えることです。
単語帳や辞書には、発音記号が載っています。
発音記号の音を出せるようになれば、すべての単語を正しい音で読めるようになります。
最近では、ネットで調べられますし、ユーチューブでも無料で見られる動画がたくさんあると思います。
それらを活用してもいいと思います。
私の場合、動画系もいくつか見ましたが、一番活用したのは一冊の本です!
「脱・日本語なまり」 著者 神山孝夫」

発音の仕方だけでなく、日本語の癖もかかれている点が特徴です。
日本語と英語の違いがわかりやすく、読み物としても楽しいです。
また、リダクションなどについても書いてあるので、単語の発音のみならず、英文章の読み方を習得することができます。
CDは付いていませんが、参考となる音声と映像データのURLが載っています。
口の形も確認できるので、ぜひ見てみてください。
ちなみにアラビア語やイタリア語、中国語など、英語以外の言語についても書かれています。

発音記号がまとまっている一冊の書籍が手元にあると、気になった時にすぐ調べることができて便利です。

読んでいると他の外国語も話したくなってくるぞ!
まとめ
英語学習は3つに分けることができます。
発音・文法・単語
そのうち発音学習は、頑張れば1日で終わらせることができます!
残るは、文法と単語のみになります。
また、正しい発音を身につけておけば、その後の単語や文章の暗記でも無駄なくスムーズに吸収することができます!
人は自分の出せる音を聞き取ると言われています。
正しい音で発音できるようになった時、今まで曖昧に聞こえていた英語が、驚くほどはっきり聞こえるようになるはずです。
まずは発音記号を知るところから。
おすすめ書籍は、「脱・日本語なまり」です。


ぜひ発音を学んで、英会話をもっと楽しみましょう!

録音して聞いた自分の英語にびっくり!
英語学習が楽しくなるよ!一緒にやってみよう!