二人目が生まれて時間的にも経済的も余裕がなくなった結果、オンライン英会話を一時的に休会しました。
(レアジョブは、退会ではなく、休会できます。
今まで受けたレッスンやテストの記録が残るので、再開しやすいです。)
オンラインレッスンの「レアジョブ英会話」
オンライン英会話を休会してからも、独学でコツコツ勉強はしていました。
そして一年以上経った頃、私はうずうずしてきました。
誰かと、英語で、話したい!
英語を勉強していると、実際に使ってみたい、本当に伝わるだろうか、と自分の英語を試したくなってきます。
でも、時間もお金もない・・・。
そんな時、絶好のチャンスに遭遇したのです。
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公園で外国人ファミリーを発見
誰か私と英語で話してくれないかな・・・
この頃、私は毎日、近所の公園に通っていました。
0歳の下の子をベビーカーに乗せて、3歳の上の子の手を引いて、眠い目をこすりながら。
住宅街の中にある、駐車場もない、小さな公園です。
来るのはごく近所の子供達ばかりですが、誰もいない日が多いです。
ある土曜日の午前でした。
私は下の子を寝かせるために、娘が遊ぶ滑り台の周りを、ベビーカーを押しながらグルグル回っているところでした。
公園の入り口から外国人ファミリーが入ってきたのです。
この公園に外国人にいた事は今までなかったので少し驚きました。
英語を話すだろうか、私の胸はドキドキしてきました。
何語を話してるか聞き耳をたてると・・・英語だ!
どこの国の人かな・・・
私には、相手の出身地がどこなのか、見ただけではわかりません。
アメリカ人なのか、イタリア人なのか、ドイツ人なのか、言われたらなんとなくわかるくらいです。
相手が英語圏ではない場合、英語で話しかける事が失礼になるかもしれません。
アジア圏でもそうですよね。
日本人なのに他の国の人と間違われると、不愉快な気持ちになる人もいます。
そのため、私は英語で話しかける前にはとても慎重になりました。
まず、相手の話している言葉に耳を傾けました。
この時、その外国人ファミリーの一人の子が、娘と同じ滑り台にやってきました。
娘はお友達が来たのでとても喜んで、すぐに仲良く遊び出しました。
子供のコミュニケーション能力って時々すごいと思います。
コミュニケーションは言葉が全てではないんだな、と子供達を見ていると時々感じます。
そして、その子を追いかけてファミリーがやってきました。
滑り台に集結して穏やかに話し始めるファミリー。
ベビーカーをぐるぐる押しながら、娘の言葉に相槌を打ちながら、必死に外国人ファミリーの会話に聞き耳を立てる私。
そして、私は確信しました。
外国人ファミリーが話している言葉は、英語だ!
話しかける勇気を振り絞った
外国人ファミリーが話している言葉が、英語ということがわかりました。
ですが、英語で話しかけようか迷います。
なぜ迷うのか。
もしかしたら、相手は日本語もペラペラかもしれないからです。
もしかしたら、日本に何十年も暮らしていて、自分たちは日本人という誇りをもっていたとしたら、英語で話しかけられたら嫌な気持ちになるかもしれません。
そんな、もしかしたらが頭をよぎります。
要は、
話しかける勇気がなかなか出ない!
ということです。
英会話したいと思っていたけれど、いざその時が来ると緊張する・・・!
しばらくベビーカーをぐるぐる押しながら考えましたが、アタックをしなければ何も起こりません。
えいや!と、私はまず、日本語で話しかける事にしました。
笑顔で、大きな声で、はっきりと、
「こんにちは!」
すると向こうは、こちらに笑顔を向けてくれました!
そして返ってきた言葉は、
「Hi!」
「How old is she?」
英語で返ってきました!
始まった英会話
How old is she?(彼女は何歳なの?)
ついに英会話が始まりました!
簡単な英語ですが、焦った私はすぐに聞き返しました。
「old?」
「Yes!」
「She is 3 years old.How old is she?」(3歳です。彼女は何歳ですか?)
私も聞き返しました。
「She is 2years old!」(2歳よ!)
こうして、会話が始まりました。
What’s her name?(子供の名前は?)
Do you live around here?(この辺りに住んでいるの?)
Is your baby sleeping?(赤ちゃん寝ているの?)
とても親切なファミリーで、私に合わせて、ゆっくりと優しい英語で話しかけてくれているようでした。
それでも文全体が聞き取れなかったり、わからない単語もたくさんありました。
そんな時には、
I could’t catch that.(聞き取れませんでした。)
Could you say that again?(もう一度言ってもらえますか?)
What dose 〇〇(聞き取れたけど意味がわからなかった単語)mean?(〇〇はどういう意味ですか?)
などの英語を用いて聞き返しました。
相手は、別の言い方に変えたり、簡単な英語を使って説明してくれたりしました。
こうして、ベビーカーで寝ていた下の子が泣き出すまで、私は英会話を堪能することができました。
時間は、1時間半くらいでした。
家に帰ってから、しばらく動けなくなりました。
子供を二人見ながら、体と脳をフル回転し、疲れ切っていたのです。
久しぶりの実践、疲れた〜
なんとか子供にお昼ご飯を用意して、私はとにかく甘いものが食べたくて、ご飯の後にチョコレートをたくさん食べました。
こんなにチョコレートを欲したのは、受験勉強の時以来でした。
落ち着いてから、私はひたすらこの日の会話の内容を、脳内で反芻しました。
英会話中にスラスラと口から出た英語は・・・
いつも音読していた英語
実際の会話でスムーズに口から出てきた言葉は、何度も何度も音読していた文でした。
例えば、天気の話になった時
It’s a perfect day for playing in the park.(公園で遊ぶのに最高の天気ですね!)
これは私が以前読んでいた学習本、「人気バイリンガル講師イムラン先生のネイティブにきちんと伝わる英会話レッスン イムラン・スィディギ著」に載っている、
It’s a perfect day for a picnic.(ピクニック日和です。)
CD BOOK 人気バイリンガル講師イムラン先生のネイティブにきちんと伝わる英会話レッスン 著者イムラン・スィディギ 発行者 石野栄一 明日香出版社
を変えたものです。
【中古】人気バイリンガル講師イムラン先生のネイティブにきちんと伝わる英会話レッスン /明日香出版社/イムラン・スィディキ(単行本(ソフトカバー))「Yes,right!」と本当に伝わり、その後も自然と会話が続いていきました。
また、NHKラジオ番組である、「タイムトライアル」で覚えた英語も自然と口から出てきました。
タイムトライアルという番組は、英語を話すために大事な、「瞬発力」を鍛えるための内容になっています。
沈黙を減らし、英会話をスムーズに楽しめるように、パッと口から英語を出すためのトレーニング番組です。
番組では、何も考えずにセリフが口から出るくらい、何度も音読して口に馴染ませる練習をします。
1回10分の番組内で、10個ほどの英文を覚えるのですが、特に何度も何度も聞いて、何度も音読していた文に関しては、それが4年前のものでも口から出すことができました。
このように、何度も音読して、口に馴染んでいた文が、会話で一番活躍しました。
一人で音読してばかりだったけど、ちゃんと会話の場面で話すことができた!
瞬間英作文トレーニングで特訓していた英語
暗記していない文に関しては、その場で英作文する必要がありますが、そこでやっていてよかったと思ったのは、「瞬間英作文トレーニング」です。
どんどん話すための瞬間英作文トレーニング 反射的に言える (CD book) [ 森沢洋介 ]瞬間英作文トレーニングは、その名の通り、頭の中で瞬間的に英作文を作って口から出せるようにするトレーニングです。
このトレーニングで特訓した文型に関しては、会話中にどんどん作ることができました。
例えば、
◯too~to・・・文「〜すぎて・・・できない」
子供達とたくさん遊んだあとで、もっとかけっこしようよ!と誘われた時に、
「I’m too tired to run! 」(疲れすぎてもう走れないよー)
○関係副詞where分
明日は大きな○○公園に行く予定なんだよ、と教えてもらった時に、
「Nice!The park is the place where my family loves.」(いいね!その公園、私たち家族の大好きな場所だよ。」
などです。
逆に特訓が不十分な文型に関しては、頭の中で英作文が追いつかず、スムーズに会話の中に取り入れることができませんでした。
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チャンスを逃すな!公園に通い詰めた3日間
久しぶりの英会話はとても疲れましたが、充実した時間でした。
会話を何度も反芻していると、ああ言えばよかった、あの話も振ってみればよかった、あの時さらっと言えた時は嬉しかったな、と、いろんな思いが湧いてきました。
そして、思いました。
もっと話したいな!
私のリスニングが間違っていなければ、外国人ファミリーは明日もあの公園に行くと言っていました。
行けば、また、英会話ができる!
こんなチャンスはそうあるものではありません。
私たち親子が明日も公園に行けるかどうか、それはその日の体調や子供達の機嫌にもよります。
でも、行ける可能性を考えて、私は子供たちが眠った後、単語帳を見直し、瞬間英作文トレーニングを繰り返しました。
結果、私は翌日、再度その外国人ファミリーと英会話を楽しむことができました。
さらに、その翌日も。
合計3日間も、その外国人ファミリーと英語で交流することができたのでした。
自分が話せた英語は、ほとんど中学英語だったけど、楽しく会話できたな〜
英会話を実践できた結果
使った英語は記憶に残る!
オンライン英会話をしている時もそうでしたが、実際に会話で使った英語は、本当に記憶に残ります!
例えば、nutritious(食べ物が栄養のある)という単語
外国人ファミリーと私たち親子で、お菓子を分けっこしていたときです。
相手が用意していたバナナを子供達が食べたがらないのです。
クッキーやポテトチップスだけ食べる娘にバナナも食べよう!と促しても、イヤ!と言われ、少し気まずい雰囲気になりました。
その時に、
「Bananas are the best nutritious food of these.」(バナナはこの中で一番栄養があるんだよ!」
と言うと、そうだよそうだよーと外国人ファミリーも賛同して、一気に和やかなムードに戻ったのです。
nutritiousは私の使っている単語帳DUO3.0の319番目に載っていて覚えた単語です。
「Good nutrition is vital for an infant’s growth.」(十分な栄養摂取は幼児の発育にとって極めて重要です。)
DUO3.0 第45刷発行 発行者 鈴木陽一 発行所 株式会社アイシーピー
英文では、「栄養摂取」という名詞ですが、単語説明のところに形容詞も載っています。
初めて実際の会話で使ったのですが、しっかり頭に定着させることができました。
ちなみに比較級や最上級の文型は、瞬間英作文トレーニングで鍛えていたので、スムーズに言うことができました。
関連記事(主婦が英単語帳DUO3.0の560英文を 7ヶ月で暗記した方法)
勉強法が変わった!
3日間、合計5時間くらいの英語での交流を経験して、私の英語の勉強方法が少し変わりました。
今までは、テキストに載っている英文を、ひたすら音読、暗唱する、というものがメインだったのですが、その英文を、自分用に作り変える、という勉強法を積極的に取り入れるようになりました。
英文の中の動詞や名詞を他のものに入れ替えて読んでみる、という勉強法は、以前から少しはやっていたのですが、より実感を込めて練習できるようになりました。
例えば、テキストに載っている文が以下だとすると、
She has been learning France for more than 10 years.(彼女はフランス語を10年以上勉強しています。)
これを自分が話す時用に変えて読みます。
I have been learning English for more than 5 years.(私は英語を5年以上勉強しています。)
英語を話している場面が想像できるようになったことで、より実践的な勉強法ができるようになったと実感しています。
自分だったらこう言うだろうなって思う英語に直して、練習するようになりました!
まとめ
外国人ファミリーに思い切って英語で話しかけた結果、貴重な英会話の時間を得ることができました。
実際に誰かと英語で話してみると、普段のアウトプット学習がとても大事だということを実感します。
読む、聞く、見る、書く、のインプット学習だけでは、英語はなかなか話せるようにはなりません。
何も考えずに口から出るようになるくらい、音読、暗唱した英語が、自分の中で話せる英語に育っていくことを、今回の経験でも感じました。
この先、いつ誰かと英語で話せるかわかりませんが、その時に備えて、今日もコツコツ学習に励みます。
なかなか英語が話せるようにならないな、という方は、ぜひ、声に出して英語を口に馴染ませてみてください。
いつか必ず、その英語は会話の時に飛び出してきます。
本当に楽しい時間でした!英語が話せると世界が広がりますね!